喜八工房の日々 | 2009年1月16日
少しだけ雪が積もった。この辺では珍しくパウダーだ。
自然が作り出すアート。水墨画のようだ。四季折々の美しさを実感できる、こんな山中温泉だからこそ、美しい漆器ができあがるのであろう。しかし、ごちゃまぜ何でもありのミクスチャー漆器産地として発展してきた山中は、醜い漆器、粗悪な漆器、世の為にならない漆器、使いにくい漆器等々もできてしまう。
山中漆器に従事している者は皆、潔い。自分が何をやっているのかを把握し認め、徹底的に商売に徹する。美しいくらいだ。私も作り手の前に商売人でありたいので、世の為になり、喜んでもらえて、売れそうだと思うものであれば、本意でないものや好みでないもの、奇をてらった突飛なものも国産に限り作らせていただいている。
そろそろ自分も商売上手になりたいと思う冬の朝だった。

雪掻きはなかなかの重労働だ。汗をかく。休日であれば、このあとにビールをやらないわけにはいかない。
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