喜八工房の漆器あれこれ | 2009年3月25日
季刊誌「住む。」29号(2009年春号)に、喜八工房 「梓 大椀」を載せていただいた。

「日常茶飯が、だいじ。」という特集で、スタジオ木瓜・日野明子女史のセレクト。「毎日使う、ご飯とお茶の器。」のひとつとして。
梓大椀の紹介文、
「求めやすい価格で、木目がよく見えるように、木地固めと漆の塗り重ねは4回に抑えている。」 という箇所が好きだ。
まさに日常茶飯な漆器だ。毎日使う器なら、価格との折り合いから見て、これくらいの漆の塗り重ねで充分だ。
よく、どこかの漆器産地の人が「100回近い工程で仕上げてます。」とか言っているが、私はそんな無粋なことは言わない。「ササッと4~5回塗って、ハイ出来上がり。」、、、クールだ。
※(必要に応じて、本堅地、蒔地などの下地を施した、いかにも塗り物といった椀もつくっております。多くの工程を経て、刷毛で上塗りされた椀も漆の質感を楽しめてよいものです。)
精製していない生漆を塗り、すぐに拭き取り、少しだけ塗膜を残す。これを4回繰り返して完成。拭き漆仕上げは使い込むと擦れた感じになってくるが、それもまた一興である。
この椀の木のぬくもりと丸みを帯びた美しい形状を一度でも掌に収めてしまうと、もう手放したくないと思ってしまう。
「椀ごころは、たなごころで感じ取りたい 。」
あいにく、品切れ中だが、じきに仕上がるので今しばらくお待ちの程。
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