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漆器エクストリーマー・喜八工房六代目・酢谷喜輝のブログ。 山中漆器の老舗、喜八工房では、モダンなものから素朴な器まで、常識的なことから非常識的なことまで、誠実かつ刺激的に漆器が愛おしくなるよう提案しています。

金沢漆器の中の山中漆器

山中漆器雑記 | 2013年6月10日

金沢ひがし茶屋街の弊社直売店にて、一般のお客様のお声を聞きながら接客、販売して分かったこと。

 

「山中漆器が意外と知られていない。」ということ。

 

しかしながら、世に売られている漆器(合成漆器含む)の多くは山中で何かしらの

工程を踏んだものが多い。最初から最後の仕上げまで山中製なんてものも多い。

 

金沢漆器、輪島塗、金沢箔の業者さんが販売している商品に山中の技術が織り込まれていることも多いので、以前に物産展のような催事に出展の際に、山中の弊社がその場にいることにより前掲の他産地の業者さんに迷惑かけてしまうという一幕もあった。それ以来、山中漆器のメーカーとしてのアイデンティティーが揺らいでしまうようなイベントには出ないようにしている。

 

逆に、うちだけの直売店だったら、気兼ねなく山中漆器をPRできるので、今後は益々自信を持って山中漆器の貢献度を口伝していこうと思う。

 

少し話はそれるが、国内の漆器業者が中国で作らせて日本に持ってきたものを、あたかも日本で作られたかのような顔をして原産地表示も説明も無く販売している店の多いこと。中国製と分かって納得の上買われるお客様はいいが、知らずに買われる方も多いようだ。販売する側も 「できれば気付かないまま買って行ってもらいたい。」と思いながら接客している輩も多い。買う側は「素材、原産地」を店員に聞いて頂くことを おすすめする。

 

 喜八工房の商品は、すべて国産であるが、漆に関しては中国で採取されたものを国内で濾過、精製して使っている。要望により日本産漆を使うこともあるが、価格に見合った価値を日本産漆に見出せないので、現状では日本産を使うことはベストでないと考えている。(国内に商品として流通している他メーカーの漆器も殆どは中国産の漆を使用している。)

 

現在の日本産漆は「価値と価値の交換」ができていないと思う。

 

皆様も原産地、素材、品質等々をご理解の上、納得いく対価でフェアな「価値と価値の交換」が行われるのであれば、おおいに散財、お買い物を楽しんで頂きたい!

 

喜八工房のシンボリックなロングセラーの椀↓ 「梓 糸筋椀」

梓 糸筋椀.jpg

 

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